スノーモトとスノースクート、共にスノーバイク、雪上自転車などと呼ばれ自転車の様な車体にボードを取り付けた乗り物です。スキー、スノーボードとの大きな違いは、履くではなく乗る(跨る)所 そしてスノーボードやスキーのように バインディングにがんじがらめにされないためとても自由な感じがします。また、ハンドルが付いているためターン(カーブ)がし易く入門者でも短時間で滑走できるようになるのも大きな特徴です。入りやすくて奥が深い!そんなスノースクート、スノーモトを貴方もはじめませんか?
*スノースクートとスノーモトの違いはシートブームが付いているか、いないかの差です。大きな意味で同じ乗り物でメーカーが違うだけと考えて良いでしょう。
スノースクート スノーモト
歴史
スノースクートは1991年フランスで生まれ1995年に日本上陸年々その数を増やしています。 考案者フランク ペテゥドがBMXのフレームにスノーボードを切って取り付け滑ったそうです。 2004年にアメリカ クライトン社が発売。2005より日本のSAIが輸入販売。2007年よりSAI社が企画しメタルワークスブランドで販売。
メーカー
Jykk Japan(ジックジャパン)東洋システム(ウェラ Insane Toys(スイス現在日本では販売されていません) SAI(メタルワークス)
フレーム
写真の様に三角形のフレームにフロントフォークが付いています。フレーム後部の少し跳ね上がった部分は、リヤボードが折れるのを防いでいます。JykkのF.F.F.Sの様にフレームの撓りを生かす方向になっています。2015モデルよりボードが簡単に外せるSAS(スマートアタッチシステム)採用のモデルも登場。 シートブームがスノーモトフレームの最大の特徴です。一見座って乗る様に見えますが、座って乗るのはすごく大変で、乗るときは立って乗ってくださいと言う注意書きもあります。シートブームは、モトを倒しこむときに足で押したり、バランスを失いかけた時に両足ではさんだりします。バイクで言うニーグリップです。なお、フード付リフトに 乗車する場合はシートブームを下げます。
ブッシュ(フレームとボードをつなぐパーツ、ボードアタッチメントとも呼ばれます)
2015モデルより非貫通式を採用、調整が狂わない、取り外し後サイド取り付けの場合も調整不要。 貫通式ブッシュを採用、ボードの横ずれは無いが調整が狂うフレームの取付穴が削れるなどのデメリットが有ります。
特性と最近の傾向
違和感なく素直に乗れる特性です。SASで持ち運びの利便性を向上させたり、多種な柔軟性のあるモデル展開など多くの方がより快適にスノースクート楽しめるように進めている傾向にあります。 パウダーやカービングに特化したマニアックなモデル展開、ここ数年は毎年新たなボードを販売しています。シートブームを外したり、オプションのフットストラップを取り付けるユーザーが増えています。

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